あなたは、周りの人の気持ちを敏感に察したり、ちょっとした音や光にも深く反応したりして、人一倍疲れやすいと感じていませんか?
それは、あなたが「HSP(Highly Sensitive Person)」という、生まれつき繊細で、感受性の強い特性を持っているからかもしれません。
HSPは病気ではありません。
ただ、「感じ取るセンサー」が他の人より高性能なだけ。
たくさんの情報を受け取ってしまうからこそ、知らず知らずのうちに心が疲れてしまい「生きづらい」と感じてしまうことがあります。
感受性は「才能」、でも「盾」も必要
詩人であり、HSPという概念を世界に広めたエレイン・アーロン博士は「敏感であることは欠点ではなく才能である」と言っています。
あなたの豊かな感受性は芸術や深い共感力など、素晴らしい力を持っています。
でも高性能なセンサーで、たくさんの情報を受け取りすぎると私たちのエネルギーは、あっという間に枯渇してしまいます。
まるで、高性能なパソコンが、たくさんのアプリを同時に開いてフリーズしてしまうように。
だからこそ、自分のエネルギーを上手に調整し、守る「盾」を持つことが大切なのです。
生きづらさを解消する「エネルギー調整術」
あなた自身が持つスピリチュアルな力、つまり「見えないエネルギー」を整える簡単な方法を、いくつかご紹介します。
1.「境界線」を意識する
HSPさんは、他人の感情が、自分のもののように流れ込んできて疲れてしまいがちです。
・イメージで自分を守る
静かな場所で目を閉じ「自分と他人の間に光のバリア(シャボン玉、オーラ、透明な壁など好きなもの)がある」とイメージしましょう。
このバリアは、必要な愛や情報だけを通し、ネガティブなエネルギーはブロックしてくれます。
・物理的な距離も大切
苦手な人や場所からは少し離れて座るなど、物理的な境界線を作ることも有効です。
2.「グラウンディング」で地に足をつける
頭の中がごちゃごちゃしたり、不安でふわふわしたりするときは、エネルギーが上ずっている状態かもしれません。
・地球とつながるイメージ
イスに座り、足の裏が地面に、しっかりとついているのを感じます。
自分の尾てい骨から、太い木の根っこが地球の中心へ向かって伸びていくのをイメージしましょう。
大地にしっかりと支えられている、安心感を感じてください。
3.「浄化」でエネルギーをクリアに
一日の終わりに、溜め込んでしまったネガティブなエネルギーを手放しましょう。
・塩やお風呂でリセット
天然のお塩を入れたお風呂に、ゆっくり浸かったりシャワーを浴びるときに「体の表面についたモヤモヤが水と一緒に流れていく」とイメージしたりするだけでも、心と体の浄化になります。
あなたのペースで、あなたらしく
世界的な指導者であったマザー・テレサは「平和は微笑みから始まります」という言葉を残しました。
自分の内側が穏やかで満たされていれば、それが自然と外側にも広がっていくのです。
どうか、自分を責めないでください。
あなたは「弱い」のではなく、ただ「繊細」で「優しい」だけなのです。
まずは、今日ご紹介した方法の中から、ピンとくるものを一つだけ試してみてください。
そして、あなたの素晴らしい感受性を守り、生きづらさから解放されて、あなたらしく輝ける日々を心から応援しています。




