「引き寄せの法則」という言葉、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
「思考は現実化する」
「願えば叶う」
といったメッセージに惹かれ実践してみたけれど、どうも上手くいかない…と感じている方もいるかもしれません。
もしかしたら「やっぱり私には無理なんだ」と、諦めかけている方もいるかもしれませんが、安心してください。
引き寄せの法則が「うまくいかない」と感じるのには、いくつかの理由があります。
その理由を一緒に紐解きながら、どうすればあなたの願いが現実になるのかを考えていきましょう。
1. 「願う」と「執着する」は違う
まず、一番大切なこと。
「願うこと」と「執着すること」は全くの別物です。
例えば、「お金が欲しい」と強く願うのは良いことです。
しかし
「お金がないと不幸だ」
「何が何でもお金を手に入れないと」
と、その願いに囚われすぎるとどうなるでしょう?
心の中は「ない」という欠乏感でいっぱいになり、焦りや不安が大きくなってしまいます。
引き寄せの法則は、あなたが発するエネルギーに同調します。
欠乏感や不安のエネルギーは、さらなる欠乏や不安を引き寄せてしまうのです。
かの有名な心理学者カール・ユングは、「あなたが抵抗するものは、持続する」という言葉を残しています。
これは、私たちが強く抵抗したり、執着したりするものが、かえって私たちの現実から離れていかないことを示唆しています。
お金がない状態に抵抗すればするほど、その状態は続く、ということにも繋がりますね。
2. 行動が伴っていない
「ただ願っているだけ」になっていませんか?
引き寄せの法則は魔法ではありません。
願いを現実にするためには具体的な行動が不可欠です。
例えば
「理想の仕事に就きたい」と願うだけではなく、その仕事に必要なスキルを学ぶ、求人情報を探す、履歴書を書く、面接を受ける。など、一歩一歩進んでいく必要があります。
「思考は現実化する」という言葉で知られるナポレオン・ヒルも、「成功のためには明確な目標、具体的な計画、そして行動力の3つが不可欠だ」と述べています。
願いを叶えるための行動は、あなたの願いに対する真剣さの表れであり、宇宙へのオーダーを、より具体的に伝えることにもなります。
3. 自分を信じきれていない
心の奥底で
「本当に叶うのかな?」
「私には無理なんじゃないか」
という疑いの気持ちがありませんか?
この自己不信こそが、引き寄せの法則を阻む大きな壁になることがあります。
私たちは、自分が信じていることを現実として体験します。
もしあなたが心のどこかで
「自分には価値がない」
「願いを叶える資格がない」
と感じているとしたら、それがそのまま現実として現れてしまう可能性があります。
自信を持つことは簡単ではないかもしれません。
でも、小さな成功体験を積み重ねたり、自分を褒める習慣をつけたりすることで、少しずつ自己肯定感を高めることができます。
4. 変化を恐れている
願いが叶うことは、今のあなたの生活に変化をもたらします。
例えば、新しい仕事に就けば、人間関係や日々のルーティンが変わるでしょう。
豊かになれば、お金の使い方も変わるかもしれません。
無意識のうちに、人は変化を恐れることがあります。
現状維持の方が楽だと感じてしまうのです。
しかし、願いを叶えるためには、この「変化への恐れ」を手放す必要があります。
5. 感謝の気持ちが足りていない
引き寄せの法則の基本は、今あるものに感謝することです。
足りないものばかりに目を向けていると、欠乏のエネルギーを引き寄せます。
しかし、今ある小さな幸せや恵みに感謝することで、あなたは「満たされている」という豊かなエネルギーを発することになります。
「感謝は最高の引き寄せの法則だ」という言葉があるように、感謝の気持ちはさらなる豊かさを引き寄せる強力なツールになります。
もう一度、あなたらしい引き寄せを
引き寄せの法則がうまくいかないと感じていたのは、決してあなたが悪いわけではありません。
もしかしたら、少しだけコツがずれていただけかもしれません。
執着を手放し、軽やかに願うこと。
具体的な行動を起こすこと。
自分を信じ、肯定すること。
変化を受け入れること。
今あるものに感謝すること。
これらの点を意識して、もう一度、あなたの「こうなりたい!」という願いに意識を向けてみてください。
焦らず、あなたのペースで。
きっと、あなたの素晴らしい願いは現実になるはずです。